独自ドメインフォームについて
■目次
独自ドメインフォームとは?注意事項設定手順サブドメインで運用する場合、またはformrunフォーム専用のドメインを使う場合1. 独自ドメインを取得する2. SSL証明書の登録方法を選ぶ3. DNS設定を行う4. formrun管理画面で設定する既に運用中のドメインを formrun フォームにも使う場合1. 独自ドメインを取得する2. プロキシサーバーを用意する3. formrun管理画面で設定する4. プロキシサーバーで設定を行うGTMの設定手順よくある質問「証明書自動登録」を選択した場合と「証明書登録」を選択した場合で違いはありますか?独自ドメインフォームの設定が完了しましたが、フォームが表示されません独自ドメインフォームで利用できない機能はありますか?独自ドメインフォーム設定を行うと、全てのフォームに適用されますか?
独自ドメインフォームとは?
独自ドメインフォーム機能を使うと、formrunで作成したフォームを自社の独自ドメインで公開することができます。
これにより、企業のブランドイメージを強調しつつ、安心してユーザーにフォームを利用してもらうことができます。
注意事項
- 独自ドメインフォームは上級者向けの機能となります。
- ご利用中の独自ドメイン取得サービスやサーバーに対してご自身で設定していただく必要がありますので、専門知識を持った技術者の監修の下、ご自身の責任にて実施をお願いいたします。
- formrun サポートデスクでは、本設定に関するサポートは行っておりませんので、あらかじめご了承ください。
- 運用中にトラブルが発生した場合(アクセスが不安定になる等)においても、明らかにformrunのサーバーに問題があると認められる場合を除き、 弊社は調査協力を致しかねます。
- ApacheとNginxでの設定については動作確認を行っておりますが、それ以外のサービスに関しては動作を保障しておりませんので、あらかじめご了承ください。
設定手順
サブドメインで運用する場合、またはformrunフォーム専用のドメインを使う場合
1. 独自ドメインを取得する
独自ドメイン取得サービスをご利用の上、自社の独自ドメインを取得する必要があります。
すでにお持ちの場合は、サブドメインでサイトを公開できます。利用中の独自ドメイン取得サービスでサブドメインを設定してください。
- 独自ドメイン取得サービスの例
- ムームードメイン
- お名前.com
- サブドメインの例
- subdomain.example.com
- 太字部分がサブドメインです
2. SSL証明書の登録方法を選ぶ
SSL証明書とは、ウェブサイトの通信を暗号化し、ユーザーとサーバー間のデータを安全に守るためのものです。これにより、サイトの安全性が向上します。
formrunの場合、formrun側で取得した証明書を自動登録するか、ご自身で取得した証明書を登録するか選択できます。(この後の3-3の手順が該当します)
A)formrun側で取得した証明書を自動登録する場合
SSL証明書をご自身で取得する必要はありません。次の手順に進んでください。
B)ご自身で取得した証明書を登録する場合
専用のサービスをご利用の上、取得してください。
※SSL証明書の秘密鍵(シークレットキー)について、formrunではRSA方式のみ登録可能となっております。EC方式は登録できず、独自ドメインフォームを利用できませんのでご注意ください。
- SSL証明書発行サービスの例
- Let’s Encrypt
- GlobalSign
- DigiCert
3. DNS設定を行う
利用中の独自ドメイン取得サービスのDNSレコード設定で、Aレコードに対して下記を設定してください。負荷分散のため2件とも設定することを推奨します。
ホスト名 | 種別 | TTL | 内容 |
設定したいドメイン | A | 13.248.134.97 | |
設定したいドメイン | A | 99.83.137.75 |
注意事項
- 利用中の独自ドメイン取得サービスのDNSレコード設定で、Aレコードを1つしか登録できない場合、「13.248.134.97」を設定してください。
- 上記以外のIPアドレスがAレコードに登録されていると、formrunで作成したフォームが表示されませんのでご注意ください。
- 【TTL】とはキャッシュの有効期限となり、ユーザー様が任意の値を設定できます。多く場合、初期値は「3600」となっており、特に指定がなければそのままで問題ありません。
4. formrun管理画面で設定する
- チーム設定画面を開きます。
- 左メニューより「独自ドメインフォーム」をクリックします。
- ドメインを入力し、「証明書自動登録」または「証明書登録」を選択します。
- 3で「証明書登録」を選択した場合、「秘密鍵」「SSL証明書」を入力します。
- 「更新する」をクリックします。 「証明書自動登録」を選択した場合、DNS設定の反映に時間がかかります。「更新する」を押しエラーが表示される場合は、時間をおいて再度お試しください。 反映までの時間は、ご利用の独自ドメイン取得サービスによって異なりますが、最大1時間ほどです。
- 設定完了です。
既に運用中のドメインを formrun フォームにも使う場合
1. 独自ドメインを取得する
専用のサービスをご利用の上、自社の独自ドメインを取得する必要があります。
すでにお持ちの場合は、サブドメインでサイトを公開できます。利用中の独自ドメイン取得サービスでサブドメインを設定してください。
- 独自ドメイン取得サービスの例
- ムームードメイン
- お名前.com
- サブドメインの例
- subdomain.example.com
- 太字部分がサブドメインです
2. プロキシサーバーを用意する
既に運用中のドメインを formrun フォームにも使う場合、ユーザー様ご自身でプロキシサーバー(Webサーバー)を用意する必要があります。
すでにプロキシサーバーをお持ちの場合、次の手順に進んでください。
3. formrun管理画面で設定する
- チーム設定画面を開きます。
- 左メニューより「独自ドメインフォーム」をクリックします。
- ドメインを入力し、「formrun以外でサイト運用をしているドメインを設定する」にチェックを入れます。
- 「更新する」をクリックします。
- 設定完了です。
4. プロキシサーバーで設定を行う
【Apacheの場合】
Apache設定ファイル内に下記の記述を追記します。
SSL設定時と未設定時で記述が変わりますのでご注意ください。
青:追加内容 (固定)
赤:フォームのパス (自由に変更可)
注意事項
- ProxyPass、ProxyPassReverseディレクティブは.htaccessに設定することができません。
- レンタルサーバーをご利用中の場合、.htaccess以外の設定ファイルを編集することができない可能性がございますので、サーバー会社とのご契約内容を事前にご確認ください。
- mod_ssl、mod_proxyといったモジュールもインストールされている必要があります。
- また、Apacheがformrun側のIPアドレスをキャッシュする場合、ProxyPassにおいて, disablereuse、retryオプションの設定します。
【Nginxの場合】
Nginx設定ファイル内に下記の記述を追記します。
SSL設定時と未設定時で記述が変わりますのでご注意ください。
青:追加内容 (固定)
赤:フォームのパス (自由に変更可)
注意事項
Nginxの名前解決に関する問題の対策として、下記が必要な場合があります。
- resolverディレクティブでDNSを指定する
- proxy_pass に指定するドメイン()を変数化する
GTMの設定手順
独自ドメインフォームの設定後、GTMの設定が可能です。
- Googleタグマネージャーの管理画面でコードを確認し、<head>用のスクリプトと<body>用のスクリプトを入力します。
- 「更新する」をクリックします。
- 設定完了です。
よくある質問
「証明書自動登録」を選択した場合と「証明書登録」を選択した場合で違いはありますか?
証明書には有効期限がありますが、「証明書自動登録」の場合は証明書の更新もformrunのシステムが自動で行います。更新する手間を省くことができます。
独自ドメインフォームの設定が完了しましたが、フォームが表示されません
設定後、フォームが表示されるまでに10〜20分ほどかかります。
時間をおいて再度ご確認ください。
独自ドメインフォームで利用できない機能はありますか?
すでにreCAPTCHAを設置しているフォームを独自ドメインフォームに変更する場合、フォーム編集画面の設定タブで「reCAPTCHAを設置」をOFFにするようお願いいたします。
なお、決済機能をご利用の場合、「PayPal / デビットカードまたはクレジットカード」などfincodeと連携せずに利用できる支払い方法のみご設定ください。
独自ドメインフォーム設定を行うと、全てのフォームに適用されますか?
はい、適用されます。
設定画面「チーム>独自ドメインフォーム」より独自ドメインフォームの設定を行うと、そのチームが保有している全てのフォームのURLが独自ドメインに変わります。
例1:フォーム一覧画面からそのフォームのURLをクリックすると、独自ドメインが適用されたURLに遷移する
例2:フォーム設定画面には独自ドメインが適用されたURLが表示される
ただし、元のformrunドメインのURL(https://form.run/@〇〇)にも引き続きアクセスできますので、ご安心ください。
元のformrunドメインのURL(https://form.run/@〇〇)にアクセスすると独自ドメインのURLにリダイレクトする機能は現状ご用意がございません。ご了承ください。
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